朝の始まり方は大切です。朝、元気がないとやる気が出ないですよね。その元気の源と言ってよいのが朝食ですが、朝食はご飯派とパン派によって子供の脳の発達の仕方が異なることがわかりました。
ニンテンドーDS専用ゲームソフト“脳トレ”こと『脳を鍛える大人のDSトレーニング』でおなじみの東北大学加齢医学研究所所長・川島隆太教授の著書『頭のよい子に育てるために3歳から15歳のあいだに今すぐ絶対やるべきこと』(アチーブメント出版)を参考に、子どもの脳の発達に影響する可能性がある朝ご飯についてお伝えします。
1:ご飯派ではなくパン派
川島教授の研究によると、朝ご飯の主食がパンの子どもたちのほうがお米を食べている子どもよりも、意欲、言語、記憶に関わる脳の部位の発達が悪いようなのです。
原因として考えられるのは、パンとお米でGI(グリセミック・インデックス)値に差があることです。
<GI値というのは、食事をとったあとの血糖値の上がり方を示す指数です。ブドウ糖を摂取した時の血糖値の上がり方を100として、それを基準にほかの食品のGI値が決まります。(中略)
このGI値、お米(白米)は70~80ですが、パン(白いパン)は97~98。パンのGI値は、お米よりもかなり高いのです。
アメリカで子どもたちの体の発達について調査したデータでは、GI値が低い食事をとっている子どもほど、体がよく発達していることが分かっています。
私たちは、これは体の細胞レベルだけでなく、脳の細胞レベルでも同じことが言えるのではないかと考えています。>
2:“おかず”の品目が少ない
GI値についてお話しましたが、食べる順番によっても血糖値の上昇を抑えることは可能とのこと。
<食事の最初に野菜など繊維質の多いものを食べると太りにくくなるというデータがありますが、これは繊維質の多いおかずを先に食べることで血糖値が上がりにくくなるからです。
つまり、GI値は食事全体で考えるべきであり、主食だけでは決まらないのです>
“パン派”は“お米派”に比べて脳の発達が悪いとお伝えしたのは、パンのほうが血糖値を上昇させることに加え、パンが主食だとおかずをあまりとらない傾向があるということにあるようです。
お米の場合、一緒におかずを摂ることが一般的ですが、パンの場合には例えばトーストだけで完結することもあり得ます。一方でお米が主食であれば一緒におかずを摂っている可能性が高く、その分血糖値の上昇をさらに抑えることができるというわけですね。
このように、朝食の摂り方によって脳の発達が異なることを知って私はショックでした。私は子供の頃からパン派でしたので、朝からご飯を食べる習慣がないんです。
それで脳の発達が悪かったのかな(笑)そんな風に思ってしまいますね。
小さい頃から大人になった今でも朝食はパンなので、我が子の朝食も必然的にパンになります。
3歳になる娘はパンが大好きなので、毎日パンを食べていますから、急にご飯に変えることは難しいと思いますが、パン派でもご飯を食べる時のように、血糖値の上昇を抑えられるおかずを摂れば、そんなに問題はないかと思います。
パンのおかずと言えばサラダ、ウィンナーやベーコン、スクランブルエッグやスープなどが思いつきますが、それらと一緒に食べることが大切だと思います。もちろん、パンを食べる前に先にサラダを食べることも忘れてはいけませんね。
しかし、こうなると問題なのが朝の準備です。
パン派にとってのメリットの一つが朝の支度が楽ということです。おかずも一緒に作る必要があるとなると、和食にするのとあまり手間が変わらないような気がしてきますね。
ただ、どちらにしてもおかずを作る時間を確保する必要が出てきます。子供の為に手間をかけることは大切ですが、慣れるまで大変かもしれません。
そうなると夫婦で協力し合うことが大切ですね。朝にやるべきことが増えますと、その分、早く起きていかに効率よく朝の支度を済ませられるかが勝負になってきます。共働きのご家庭だと尚更ですね。
朝の支度は大変だと思いますが、子供の為にも頑張っていきましょう。
実践するべき朝の支度術!パートナーが喜び家族との会話も増える理想的な方法!
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10 Replies to “朝食はパン派?ご飯派?子供の脳の発達に影響する朝食の摂り方!”